光療法というものをご存知ですか?
高照度光療法とも言われているもので、太陽光やそれと同じような光をあてることで、体内時計を調整し、身体のリズムを整えるものです。
身体から光を取り入れるのではなく、目から取り入れるというのが、光療法の特徴です。
ブライトライトME+は医療機器ではありませんが、高照度光療法の標準器となっており、医療機関や介護施設などでも使用されています。
ブライトライトME+は、どのような特徴があり、ちゃんと目覚まし効果が期待できるものなのか、見ていきましょう!
この記事の目次
ブライトライトME+の効果や特徴は?
ブライトライトME+にはどのような特徴があるのでしょうか。
- 高照度光療法の標準器である
- 30cm離れても10,000ルクスもの明るさ
- 紫外線をカット
- サイズが大きめ
- うつ病対策にも?!
ブライトライトME+はこのような特徴がある光目覚まし時計となっています。
では、気になる点についてさらに詳しく見ていきたいと思います。
高照度光療法の標準器である
高照度光療法の標準器として販売されており、介護施設や医療機関でも使用されている実績があります。
学会レベルで周知されている唯一の光療法器具として有名で、日本睡眠学会・日本時間生物学会などの学会にて展示も行われています。
施設などではなく個人の方が使用される場合には、光療法について不明に感じている点もあるのではないでしょうか。
そのような場合でも、気軽に問い合わせを行うことで、専門店ならではのサポートを受けることができます。
高照度光療法ってなに?
ここで気になるのが、「高照度光療法」についてです。
これは、太陽光または高照度光療法器具を使用し、5,000ルクスから10,000ルクスの光を目から取り入れることによって、体内時計をリセットし、リズムを作っていくという治療法です。
このことで自律神経に良い影響があたえられ、交感神経の働きを活発にしてくれます。
そうすると血圧や体温が上昇するのですが、このことで身体は「今から活動する!」と認識してくれるため、1日のスタートがとてもスムーズになるのです。
光療法においては、高照度光療法器具は太陽光の保管的な役割を担っているものです。
そのため、光療法で使用される光が、身体に有害なものであってはいけません。
ブライトライトME+は、眩しすぎて不快に感じる輝度ではなく、良好と言われる輝度になるように調整されています。
また、光の品質も大切で、RA90という数字を超えると特に高品質な光になるのですが、ブライトライトME+ではRa93という数字を達成し、最高品質の光になっています。
そして、以前注目されていた青色光は弊害があることが指摘されたため、青に偏らない自然光の範囲で白色光を使用しており、安全です。
30cm離れても10,000ルクスもの明るさ
ブライトライトME+は、なんと30cm離れていても10,000ルクスもの照度がある光目覚まし時計です。
近づかなくては照度がないものとは異なり、ある程度余裕をもって距離をとることができますので、寝室の環境に左右されづらいというメリットがあります。
距離 | 時間 | |
10,000ルクス | 30cm | 20-30分 |
5,000ルクス | 50cm | 40-60分 |
2,500ルクス | 70cm | 80-120分 |
上記の表はブライトライトME+の照度と距離、その照度の場合に光療法に必要となる時間を記載したものです。
30cmで10,000ルクスの光を目からとりいれた場合には、20分から30分のみで済みます。
この程度の時間であれば、朝ブライトライトME+の光で気持ちよく起きてから、ブライトライトME+を目の前において朝食をとりながら光を取り入れる程度の時間で済みますよね。
光療法には、5,000ルクスから10,000ルクスが必要と言われていますので、ブライトライトME+は十分な照度と言えます。
紫外線をカット
ブライトライトME+は目の安全性、日焼けなどに最新の注意が払われています。
元々蛍光管は一般家庭で使用されているものなので、紫外線はださないようになっているのですが、実は多少はでているのです。
強い光を浴び続けるということで、日焼けや目の安全性の部分を気にされる方も多いのですが、ブライトライトME+の場合には紫外線をカバーでカットすることで、30cmの距離ではほぼゼロになっています。
サイズが大きめ
ブライトライトME+は、サイズがやや大きめです。
53.5(高) x 33(幅) x 13.5(奥)cm、約4.3 kg となっているため、コンパクトなものが欲しいという方には合わない可能性があります。
また、持ち運びがしやすいわけではありませんので、出張などの際に持っていきたいという方にもあまり合わないかもしれません。
ですが、光療法を行う上では小型のものは適さないようです。
十分な照度を確保できない上に、距離が適切でない場合には照度が急激に低下し、結果至近距離で光をあびなくてはならなくなるためです。
そのような点を考えると、ブライトライトME+のサイズは丁度いいサイズとも言えます。
うつ病対策にも?!
季節の変化に起因している季節性のうつ病で、秋から冬にかけて症状があらわれやすくなります。
この冬季うつ病に悩んでおられる方にも、ブライトライトME+は効果が期待できます。
この冬季うつ病は、日照量が不足していることが原因の一つと言われており、身体から浴びるのではなく目から光をとりいれることが大切だと言われています。
ブライトライトME+を購入して、その実用性と効果を確かめてみました
今回は目覚ましとして使用するための検証としてこのブライトライトME+の効果や実用性を見ていきたいと思います。
設定レビュー編
サイズは予想通り大きい。女の私が抱えるのはなかなか力がいります。
なんてったってパワー最強商品ですもんね! わくわく。
開けると部屋を一気に圧迫。笑
わしゃぁ~って一瞬なります。笑
中の箱のサイズも一応測っておきました。
きちんと丁寧に梱包されています。
しかし一人で取り出すの大変。っていうくらいブライトライトME+、大きいです。
ふぃ~
取り出せました。
ドドーン!
立派な姿がお目見え★
159cmの私のひざ上10センチくらいのところまで高さはあります。
冒頭にサイズも書きましたが実際に計測。
53.5(高) x 33(幅) x 13.5(奥)cm、約4.3 kg
うん!誤差無し!
暖房器具と間違ってしまうくらいの大きさです。w
1Rにはキツイけど、そのパワーも気になるところ♪
本体以外に付いてきたものは
取扱説明書と(裏面に保証書付き)
高照度光療法ハンドブックというもの。
後ろはこんな感じで少し沿っています。
コンセント部分は丁寧なまとまりに。
本体底はこんな感じで
んん!?
これって
やっぱり…だよね?笑
そうです。
ブライトアップクロックⅡという姉妹品の商品が3つ連なった(だけの)商品!!!←
足すと光のパワーが強くなるっていう
そう単純だけどその通りの商品。←
設定方法も設定項目もまんま一緒です。設定は全て下のディスプレーで行います。
設定前にカバーシールをはぎはぎ。
あ。ちょっと残念だったのがディスプレー内に汚れか傷がありました。
擦っても取れず、内部になにか混入したか損傷したかですね。
小さなことですが高い買い物なのでちょっとショックでした。
実際に試した!効果レビュー編
こんだけ大きいブライトライトME+の光とはどんなものなのか様々な角度から見ていきたいと思います。
ブライトライトME+の特徴の一つはその高さでもあります。
横の幅だけでなく高さまで含めて広範囲を照らすことができます。
次は30cm地点、ブライトライトME+が10000ルクスの光となるところに本を置いて写真を撮ってみました。
あ、明るい。
蛍光灯なのでついた瞬間は青っぽい光を感じますが、目が慣れるとふわっとした光に見えてきます。
文字も問題なくはっきりと読むことができます。
ここは60cm地点です。ほんの少し照度は落ちましたが全く問題なく字が読めるほど
綺麗に照らされています。
布団やベッドの横に置いたとして30~60㎝の場所はちょうど頭が来る部分ではないかと思うので
60cmのところでこれだけ光があれば起きられそうですね!
動画で光るその瞬間を撮影してみました。
強烈なのが分かりますか?笑
ちなみに私はブライトライトME+を2週間試してみました。
効果はというと、問題なく初日から光で起きることができました。
効果は抜群。
しかし使ってみて思ったのが、うわっまぶしい!と感じる不快感が2.3日に一度訪れるというところ。
なんでしょうね、ちょっと全力すぎるのかも。。
光目覚ましの利点として、朝すっきりと快適に起きられるという部分ですが、このブライトライトME+はまぶしすぎてイラってすることがあるんです。←
そしてプリウェイク機能を使用すると目覚まし前に必ず起きてしまうので、まだ起きなくていい時間に起きてしまった…と損した気分になることも。
もう少し照度を落とした姉妹品のブライトアップクロックⅡの方が価格も安いし、目覚ましにはちょうどいい照度なのかもしれません。
購入前にCHECK!3つのPOINT
その1:電気代は?
1日1時間使用して1カ月の電気料金はおよそ100円前後です。
※1kWh/27円計算
100円というと安く感じますが、LED式の光目覚まし時計の中では高めの電気料金です。
例:LEDライトのインティスクエアだと1カ月約10円。
その2:蛍光灯の交換時の金額やその周期は?
この蛍光灯は1000時間の寿命です。
1日2時間使用したとしたら約1年半が寿命となります。
交換時期が近づくとディスプレーにTUBE CHANGE の文字が出てお知らせしてくれます。
が、注意点として使用頻度や使用状況によっては1000時間以前に照度が下がる可能性もあります。
ブライトライト+MEは6本もの特殊蛍光灯を使用していますので交換にかかる金額は1本約1080円ですので6本で6000円前後の金額が必要となります。
※交換にはプラスドライバーが必要。
その3:保障内容は?
とりあえずこの取扱説明書裏にある保証書を無くさないようにしなくてはいけません。
蛍光灯や付属品以外の本体に関して保証期間内に不具合が発生した場合は無料で修理してくれます。
が、写真にもありますように、保証期間内でも有料修理となる場合がありますので商品は丁寧に扱いましょう。
目覚まし効果は期待できるが…メリットとデメリット
筆者が考えるにブライトライトME+はメリットとデメリットが一緒です。
考え方次第の商品となっています。
大きなサイズ
サイズが大きいことがネックだと感じる方もいれば、大きなサイズがメリットと感じる方もいるようです。
ブライトライトME+のサイズなら多少寝ている間に体が動いてしまっても十分な光を浴びることができ、自然に目を覚ましやすいと言えます。
しかしちょっと安定性が悪い上に、重いし大きいので地震が来た時などは危ないかもしれません。
またディスプレイ操作がブライトライトME+の下にあるので、操作するときには気を付けないと倒れます。
高照度光療法としてではなく、目覚ましのみとしてだけ利用するのであれば
姉妹品のブライトアップクロックⅡで起きることができますし、光目覚まし時計で一番人気の
インティフォーも効果は十分、持ち運びまで便利です。
しかし寝相が悪すぎる方やインティフォーやブライトアップクロックⅡでも起きることができなかった方の最終手段としては
広範囲を照らすことができるブライトライトME+は試してみる価値ありですね。
大きいということはその分メリットもデメリットも大きいです。
目覚ましとしての効果
10,000ルクスもの照度があるブライトライトME+なら、目覚まし時計として十分な効果が期待できます。
朝30分程度ブライトライトME+で光をとりいれることで、自然と光で起きられるようになると言えます。
しかし一方でインティフォーのように光量が目覚まし時に徐々に明るくなる、という設定は無い為
プリウェイク機能使用時も全力の光量でいつも光ってしまうので目覚めたい時間の前に起きてしまうこともあり得ます。
プリウェイク機能
目覚ましの90分前から設定した分数を一定間隔で光らせる機能。
設定することで睡眠中のリズムを光でずらして設定時間に目覚めさせやすくする機能。
こんな人におすすめ!
実際に光療法を必要としている
- 睡眠障害を患っている方
- 認知症の方で昼間にウトウトしてしまう方
- うつ病の方
- 昼夜逆転の方
- 起立性調節障害の方
のような深刻な睡眠に対してのなんらかの症状や不安がある方にはおススメしたい商品です。
価格も群を抜いて光目覚まし時計の中では高い商品になるので
光目覚まし初挑戦!という方や
純粋に光目覚まし時計が欲しい!という方には
サイズや値段、蛍光灯の交換が必要などの面からインティフォーまたはブライトアップクロックⅡをおすすめします。
インティフォー…サイズがコンパクト。光量も30cm離れた距離で3500ルクスという効果抜群な照度。
シンプルで使いやすい。LEDなのでライトの交換不要。直視してもまぶしくない特殊設計。効果が無ければ返品OKの信じられない保証付き。
ブライトアップクロックⅡ…ブライトアップME+の約半額、横幅がコンパクトな商品。
光量は30cm離れた距離で3000ルクス。特徴や設定方法も光療法用でないというだけでブライトライトME+と変わらない。
横幅が無いのに高さがあるので不安定な点だけがネック。
まとめ
ブライトアップME+にはタイマー設定もオンとオフのどちらもありますので、とても便利です。
紫外線がカットされているため、光を浴びても日焼けなどが気にならず、目にもかなり優しい作りになっています。
朝30分程度ブライトライトME+で光をとりいれることで、自然と光で起きられるようになると言えます。
なかなか眠れないという方の場合も、光療法を行うことで夜も自然に眠くなる身体のリズムを作りやすくなります。
気になる方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
コメントを残す